釣り糸

121 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/12/08(金) 23:13:27 ID:q5MdHasu0
帰宅時にいつも通る道がある。
駅から少し離れた寂しい道。
そこを夜遅くに歩いていた時のこと。

道の端に糸(釣り糸っぽかった)が浮かんでるのを見つけた。
否、近付いてみると浮かんでいる訳ではなかった。
道沿いに生えた木の一つ一つに、
キーホルダーのリング部分?が打ち込まれていて、
釣り糸はそこを通っていた為、浮いているように見えていた。

一体誰が何のために・・・と少し不思議に思ったまま、
自宅と同じ方向に伸びていたその釣り糸沿いに歩いていく。
やがて外灯も増え、周りも見やすくなったその時、
今まで直線に続いてきた釣り糸が、
カーブして森の奥へと伸びているのが見えた。

・・・ほんの少しの好奇心に負けてしまい、
少しだけ森の中へと入ってみた。

そこには、釣り糸でグルグルに巻かれた人間?が居た。

肌色の部分が、所々だけど外灯の明かりによって見えていた。
そして、拘束されたまま微動だにしないその人影の後ろの木々も、
同じように釣り糸がめちゃくちゃに絡み付いていた・・・。

背を向けたくは無かったから、そのまま後ずさりして、
森を出た瞬間、全速力で走って帰った。
次の朝、恐る恐る森の中を見たけど、
やはり、というか、そんな物は見当たらなかった。

ただあの日は酔ってなど居なかったし、
幻覚などではない事だけは確か。
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