ベル友

すでにポケベルが衰退して、ピッチがはやりだした時の事。
僕は初めてポケベル(プレルという名前だったと思う)を手にした。
買って次の日、「ベル友になりませんか?はる」というメッセージが届いた。
番号が記載されていなかったので、俺は返事を返すに返せなかった。

その次の日の夕方、またメッセージが届いた。
「今日は気分がいいので散歩してました!はる」と。
一体なんなんだろう、と不思議に思う。友達に聞いても「誰かのイタズラかなんかじゃない?」と一笑。
その次の日にもメッセージは来た。
「今日はいい天気ですね はる」 「でも私は今日、一日寝て過ごしました!はる」
次の日も
「今日はへこんでました!はる」
こういった内容のメールが一ヶ月近く届いてきた。
僕は次第に擬似彼女ができたような気分になって、その人からメッセージが届くのを楽しみになるようになった。


そんなある日、「そろそろベル打つのやめます はる」というメッセージが届いた。
そりゃそうだろ。ただ一方的にベル打ってきて何が楽しいのかと。
そう思ってると、またベルが鳴った。立て続けに5つ。
「明日は手術の日」
「私は病気で入院してます」
「もしかしたら長くないかもしれない」
「手術が終わって無事なら」
「またベル打ちます。それでは!はる」


これ以降、その人からメッセージは届く事は無かった。
これはリアルであった話です。友達のイタズラかマジかわからないけど、
マジで後味悪くなるし、メンヘル系のやつらは絶対にこういうことするなよ。
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